電子研の上原先生、足立先生が指導にあたっている社会人大学院生の
ニューヨーク大学アブダビ分校と共同研究を行っている研究成果がNatureの
Natureのscientific reportsに論文として掲載されました。
今回の論文は、英語を母語とする聞き手が訛りのある話者の英語を聞いたときに、
脳でどのように調整して聞き取っているかについて研究したものです。
単語の中の発音の[s] と[sh]との入れ替わりや[v] と[b]の入れ替わりなどに対して
聞き手の脳活動がどう変わるかを脳磁計で調べた結果、前頭前野での反応が
聴覚野の活動を変調することで対応がされていることが分かりました。
Adaptation to mis-pronounced speech:evidence for a prefrontal-cortex repair mechanism
(2021.01.23)