台湾国立中央大学で特別招待講演

  共同研究を行っている台湾国立中央大学で先端電子技術応用研究所 所長の
上原先生が特別講演を行いました。

  今回の講演は2019年3月6日に台湾中央大学 生医理工学院の「傑出講座」と
して学生や研究者向けに超伝導量子干渉素子(SQUID)磁力計の応用に関する講演が
行われました。
この台湾中央大学 生医理工学院は生命科学、認知科学、生体医工学、神経科学の
4つの学科から成る2014年に設立された比較的新しい学部で、この学部に併設された
「脳科学研究所」は台湾大学付属病院を始め、ロンドン大学、オックスフォード大学、
ハーバード大学などといった世界的にも著名な大学とも共同で幅広い学際的な脳研究を
進めている研究機関です。






  台湾中央大学の学院長による表敬と上原教授の紹介が行われた後に始まった
講演では脳磁計の基礎と応用を中心に、次世代の脊磁計、SQUIDの地球物理学への応用
など、先端電子技術応用研究所で研究・開発されている超伝導技術を用いた微小磁気
計測技術を紹介されました。
50名を超える多くの学生や研究者が1時間の講演に興味深く聞き入り、極低温に関する
基礎的な質問から脳磁信号によるバイオフィードバックなどについてなど活発な質疑も
交わされ、学院長からは細胞レベルの磁気計測や地震学への応用の可能性など
金沢工業大学への期待が語られました。

  講演終了後には学院長から上原先生に素晴らしい講演に関する感謝が
述べられ、表彰が行われました。




 
 
                                          (2019.03.11)