金沢泉丘高校SSHが脳磁計を見学


金沢泉丘高校SSH(スーパーサイエンス・ハイスクール)の生徒27人と教員2人が、6月22日(土)先端電子技術応用研究所(以下、電子研)を訪れ、脳磁計や研究所施設を見学しました。

金沢泉丘高校SSHでは毎年、海外における大学での講義・実習や博物館等の見学をとおして科学技術や語学に対する学習意欲、国際性、将来海外へ出て活動しようとする意識を高めることを目的とした海外研修の取組が行われています。

本年度は81日から7日間の日程で米国のニューヨークやワシントンを訪れる予定となっています。昨年度に引き続き本学プロジェクト教育センター所長 松石正克教授のご紹介で、ニューヨーク大学のNYU-KIT共同脳磁研究所を訪問することになり、その事前学習会が天池自然学苑内の電子研で開催されました。

はじめに天池自然学苑の講義室で、電子研の小山大介講師が「NYU-KIT共同脳磁研究所の概要」、「脳磁計の仕組み」について解説しました。普段はなじみの薄い脳磁計ですが、テレビドラマ「ガリレオ」のワンシーンを引用して説明するなど、生徒からも大いに興味を持てる内容だったとの感想を頂きました。

本年度は生徒数が多かったため、二班に分かれた生徒を電子研の河合淳教授、小山講師が電子研内の脳磁計室や実験室を案内しながら、研修における注意点などを説明しました。携帯電話は必ず切る(マナーモードでもNG!)などの実演も行われ、高校生たちも真剣な眼差しで説明に聞き入っていました。実験室では河合教授による熱のこもった説明も行われ、生徒たちからは歓声があがるほどでした。

最後の質疑応答では脳磁計に関する鋭い質問もあり、生徒たちの関心の高さがうかがえました。この事前学習を踏まえ、NYU-KIT共同脳磁研究所での研修が、実り多いものになることを期待しています